プロが教える温泉施設のウロコ・水垢除去テクニック
こんにちは!
弊社では、多くの温泉旅館様からウロコや水垢取りのご依頼を頂きます。
温泉施設につくウロコ汚れは、日々の清掃だけではキレイにすることが困難なことが多いからです。
そこで今日は、温泉施設に付着するウロコや水垢の原因と、自分たちでウロコ汚れを改善し、今よりもキレイにする方法をまとめてお伝えしたいと思います。
「まずは自分たちでできることはやってみたい」場合は、ぜひ最後までお読みください。
温泉施設のウロコ取りの基本
ウロコ取りの基本は、そもそも温泉施設に発生するウロコの原因を知ることが、大前提となってきます。
そこでここからは、温泉施設のガラスや鏡にウロコが発生する原因を解説します。
温泉施設のガラスに発生するウロコの原因
基本的にウロコや水垢の原因は、水道水などに含まれている「カルシウム」や「マグネシウム」などの金属イオン化合物です。
ウロコは鏡についた水分が蒸発してなくなった後、上記の成分が鏡に残ることで発生します。
さらに温泉施設の場合、これらの汚れに温泉成分が加わることで、金属イオン化合物が硬くなって強力なウロコとなっています。その上一般家庭とは違い、お風呂の使用頻度と時間が圧倒的に違いますので、金属イオン化合物の量も家庭とは比較にならないレベルで多くなっています。
そしてもう一つ、一般家庭とダントツで違うことと言えば、お風呂に入る人数です。
多くの人が利用すれば、それだけ人の体から出た皮脂汚れが水アカと混じりますので、よりウロコ汚れを強固にしている原因となります。
ガラスや鏡のウロコを軽減する方法
ウロコ除去に使う方法としては、「クエン酸」を用いることが一般的です。簡単に準備できるものばかりですので、自分たちでできることはやっておきたい場合は、試してみてください。
準備するもの
・クエン酸(100円ショップで購入できるものでOK)
・スポンジ(柔らかいもの)
・キッチンペーパー
・ラップ
・お風呂用中性洗剤
ガラスや鏡のウロコを軽減する5ステップ
Step1:スポンジで落ちる汚れを落とす
まず市販のお風呂用中性洗剤でスポンジを使って軽くガラスの汚れを落とします。
ガラスに傷をつけないため、柔らかめのスポンジを使用することが大切です。
Step2:クエン酸水を作る
水200mlとクエン酸小さじ1を混ぜ合わせて、クエン酸水を作ります。
Step3:クエン酸とキッチンぺーパーで汚れを浮かせる
キッチンペーパーにクエン酸水を染み込ませて、ガラスや鏡のウロコが目立つ部分に貼ります。
キッチンペーパーを貼る際は、空気が入らないように密着させるのがポイント。クエン酸水がウロコや水垢に十分浸透することで、汚れを落としやすくします。
Step4:ラップでクエン酸水を浸透させる
次に、キッチンペーパーの上からラップを貼ります。ラップを貼ることで、クエン酸水の乾燥を防ぎ、ウロコ汚れにクエン酸水をより浸透させる効果があります。
この状態で、1時間〜2時間は放置しましょう。
Step5:スポンジで汚れを磨き落とす
時間が経過したらラップとキッチンペーパーを剥がし、十分に水を含ませたスポンジでガラスを擦ります。
水をたっぷりと含ませることで、スポンジで鏡面を傷つける心配が少なくなります。
!注意点!
お客様でよくあるのが、「メラミンスポンジを使って擦ったら、キズがたくさんついてどうにもならなくなった」という依頼です。メラミンスポンジで鏡を擦ると、このような感じになってしまいます。
↓
メラミンスポンジは研磨効果が高く、汚れを落とすよりも削り取る作用が大きいため、写真のような状態になることが多いです。そのため、メラミンスポンジの使用は避けることをお勧めします。
プロのガラス研磨技術でウロコや水アカ汚れがなかったことに
ここまで、一般的なウロコや水アカ汚れの落とし方を解説しましたが、温泉施設の汚れをこの方法で完全に除去しようとするのはかなり厳しいものがあると思います。
なぜなら先ほども述べたように、多くの方が利用する上に、温泉成分で汚れがかなり強力だからです。
自分たちでやってみも汚れが落ちない場合は、ガラス再生・研磨を得意とする専門サービスに依頼をする方が、温泉施設のガラスや鏡を傷つけず安心です。
ガラスのウロコや水垢汚れは、知識がない状態で行うとガラス表面に傷をつけてしまい、余計に汚れが広がります。そうなる前にぜひすきや極へご相談ください。
過去の施工例
弊社は三重県にありますが、県外出張にて施工させていただくことも可能です。お気軽にお問い合わせ下さい。
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石材・ガラスの再生専門店
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