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バーナー仕上げの御影石 美観を長期間維持する清掃術

こんにちは!石材・ガラスの再生専門店のすきや極です。

バーナー仕上げの御影石は、滑りにくい安全性と独特の質感を兼ね備えており、オフィスビルや商業施設など、多くの施設で人気のある床材です。その特徴を活かして、玄関ポーチやエントランス、浴室の床などに多く使用されています。

しかし、バーナー仕上げ特有の凹凸のある表面は、砂埃や水垢、油汚れなどが蓄積しやすいという側面も。これらの汚れを放置すると、見た目の美観を損なうだけでなく、清掃コストの増大や石材自体の劣化を引き起こす原因となります。

本記事では、バーナー仕上げの御影石を長期間美しく保つための効果的なメンテナンス方法をご紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。

 

バーナー仕上げ御影石のよくある汚れの種類

バーナー仕上げの御影石は、滑りにくい表面とツヤ落ちの心配がないという点が本磨きの御影石との違いで、玄関、浴室などの滑りやすい箇所に多くの施設で採用されています。しかし、吸水性も高いため、水分が垂れるとシミになりやすいという側面も持ち合わせています。

ここからは、バーナー仕上げの御影石が特に発生しやすい汚れの種類を詳しく解説します。

1. 土砂や砂埃

赤御影石コーティングウェット仕上げ前

玄関ポーチやエントランスは、多くの人が出入りする場所のため、靴底から運ばれる土砂や砂埃が表面に蓄積しやすくなります。

この汚れを放置すると、御影石の凹凸に入り込み、ブラシや水洗いだけでは取り除きにくくなることがあります。

2. 水垢・雨垂れ

施工前1

屋外に設置されている御影石は、雨水や水道水が乾いた後に残るミネラル成分によって、全体的に白っぽくなります。

また、雨だれが特定の箇所に集中すると、筋状の目立つ汚れが形成されることも。

3. 油汚れ

本みがき 御影石 油染み

※こちらの写真の御影石は本磨きです

飲食店や厨房の近くに設置された御影石では、調理油や食品の油分が飛散し、汚れとして付着するケースがあります。

写真にある油汚れは、本磨きの御影石に付着したものですが、バーナー仕上げの場合はさらに細かな凹凸に入り込みやすく、専用のクリーナーを使用しなければ完全に除去することが難しい場合があります。

4. 苔やカビ

苔、カビイメージ

湿度の高い環境や日陰の多い場所では、バーナー仕上げの表面に苔やカビが発生することがあります。これらは見た目を悪化させるだけでなく、長期間放置すると石材の劣化や滑りやすさの原因にもつながります。

5. 黒ずみや頑固な汚れ

排ガス

特定の化学物質や排気ガス、長期間堆積した汚れは、表面に黒ずみを生じさせます。これらの汚れは通常の清掃では落としにくく、プロのメンテナンスが必要になることがあります。

これらの汚れを適切に管理することで、バーナー仕上げ御影石の美しさを保ち、施設全体の印象を向上させることができます。

ここからは、それぞれの汚れに合った対処法についてお伝えします。

 

メンテナンスの基本手順

バーナー仕上げの御影石を美しく保つためには、日常的な清掃から専門的なメンテナンスまで、定期的なケアが欠かせません。以下に、具体的なメンテナンス手順を解説します。

1. 日常の清掃

玄関掃除

ほうきや掃除機による掃き掃除

土砂や砂埃が表面に溜まる前に、こまめに掃き掃除を行います。これにより、細かい汚れが凹凸部分に入り込むのを防ぎます。屋外の場合は、箒や硬めのブラシが効果的です。

メラミンスポンジで汚れの除去

定期的にメラミンスポンジを使って、掃き掃除などでは落ちない汚れを除去していきます。

 

2. 月1〜2回の定期的な清掃

洗剤 イメージ

中性洗剤を使用した表面洗浄

中性洗剤を使用して汚れを落とします。洗剤を希釈して表面に塗布し、数分間置いた後、ブラシで擦り、水でしっかり洗い流します。中性洗剤は石材を傷めず、安心して使用できるのでオススメです。

油汚れには専用クリーナーを使用

油汚れが発生した場合は、石材用の油汚れ専用クリーナーを使用します。クリーナーを汚れ部分にスプレーし、数分間放置してからブラシでこすり、最後に水で洗い流します。

 

3. プロの石材クリーニング

施工中4

プロ仕様の薬剤

汚れの種類を見極め、その石に適した洗剤の調合を行います。そのため、市販の中性洗剤では落ちないような汚れも落とせるようになります。

専門薬剤によるシミ取り

通常の清掃では落ちない水シミや油ジミには専門薬剤を使用します。これにより、石材本来の色合いと美しさを取り戻すことができます。

 

4.コーティング

施工中6

傷やシミ防止のコーティング

定期的なコーティングは、石材表面に保護膜を作り、汚れやシミが付着しにくくなります。また、傷防止といった耐久性の高いコーティングを使用することで、汚れと同時に傷がつきにくくなり、長期間美観を保てます。

コーティングは表面がキレイな状態で行うのが理想です。そのため、プロのクリーニングと同時に依頼するのが良いでしょう。

 

バーナー仕上げの御影石のメンテナンス&コーティング 施工事例

弊社が行ったバーナー仕上げの御影石のメンテナンスとコーティングについての施工事例はこちら

✔️カフェエントランスの洗浄とコーティング【御影石メンテナンス】
✔️屋外にあるバーナー仕上げの御影石メンテナンス【三重県上野市】
✔️赤御影石のメンテナンス【ウェット仕上げ】

 

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